こんにちは、なかみなとです。
テレワーク下でのマネジメントに困っていませんか?部下の姿が見えないので、何をしているかわからず不安、仕事の進捗が見えない、雑談もできないし部下の困りごとも聞けず、ちょっとした指示もしづらい・・・などなど、上司側からすると不安になったり困ったりする要素が多いですよね。
グループのマネージャーとして200日以上テレワークをしてみた私から、テレワーク下でのマネジメントのコツを紹介していきます。ポイントを押さえれば、テレワークか在社かに関わらず、メンバーの業務効率を上げ成果を出せるチームになりますよ!
テレワークのマネジメントのポイントは3つ!
①過剰な監視はNG
まずはメンバーを信頼しましょう。日本人は性根は生真面目な人が大半なので、放っといても仕事はします。というくらいの余裕をもっておきましょう。
在宅勤務中にテレビを見てサボっているんじゃないか・・・と不安になる気持ちはわかります。ですが、大丈夫です。在宅勤務でサボる人は、会社にいてもサボります。サボり方が、これまで仕事をしているフリをしてネットサーフィンしていたのが、自宅で堂々とテレビを見るようになっただけです。
ですが、考えてみてください。たとえテレビを見ていようがレストランに行ってようが、きちんと求められた成果を出していれば問題ないですよね?今の日本の多くの会社には、まだ「働いた時間=報酬」という意識が根強く残っていますが、必要なのは「成果=報酬」という考え方です。極論、週に1日しか働かない社員が、土日も含め働いている社員と同じ成果を挙げていれば、同じ給料を支払うべきです。逆に、残業ばかりしていっこうに成果の挙がらない社員より、短時間で成果を挙げる社員のほうがよっぽど会社に貢献してますよね?
なので、上司が見るべきポイントはあくまで「成果」であって、「サボらずに働いているかどうか」ではないのです。
間違っても、テレワーク中はずっとカメラONでつなぎっぱなしを強要する・・・なんてことはやめてくださいね。ハラスメントで訴えられちゃいます。。そこまでいかなくても、「リモートワーク中の離業時間の内容をどうやって確認すべきか・・・」と悩んでいる部署のマネジメントが私の会社にも複数います。。
もう一度言いますが、サボっているかどうかではなく成果を確認する、というポイントをしっかり押さえてください!
②成果物を明確にする
これは非常に肝要です。さきほど①で成果を確認、と言いましたが、成果物が曖昧だと上司としても確認しようがないですし、部下からしても何をどこまでやるべきか曖昧になり、テレワークが辛い・・・と感じてしまいます。
成果物を明確にするためには、最低限以下の要素を明文化していくといいでしょう。
●何を(例:○○調査のアンケート設問、△△会議で使うまとめ資料)
●いつまでに
●どうする(例:作成後上司である自分まで確認し完了、○○部長までの承認をもらう)
これをタスクごとに部下とチャット等で確認し合います。ToDoリストなどで一元化してもいいですし、Teamsの機能であるPlannerなどを活用してもいいです。そこはあなたのマネジメントスタイルと、部下のスキルや能力に合わせた対応をしていってください。有能な中堅社員なら、チャットで一度指示すればあとは待っていれば成果物ができてくるでしょうし、新入社員ならToDoリストなどできめ細かく確認していくべきでしょう。
③チームの心理的安全性を確保する
心理的安全性の確保とは、平たく言ってしまうと「思ったことを何でも言える雰囲気のチームを作る」ことです。これも非常に重要な要素ですが、実際に構築しようとしたら難しいんですよね。。
私が心がけているのは、「提案を頭ごなしに否定しないこと」「弱みを見せること」です。部下が提案してくれたことは、例えレベルが低かったり的外れだったとしても、本人なりに考えて提案してくれたことなので、まずは最後まで聞く。その上で、提案してくれた事に感謝し、「だけど、こういう観点も踏まえると、どう?」など、最後は本人に考えさせる。そうすると”提案してよかった”と思ってくれるでしょうし、自ら改善案を考えることで本人も腹落ちして仕事ができるので、モチベーションアップにもつながります。
また、上司であるあなた自身が弱みを見せることも大事です。上司だからしっかりせねば、という意識が先行しすぎて、隙のない相談しにくい人になっていませんか?私はそういう上司をいっぱい見てきましたが、そういう上司よりも、間違いはきちんと認める、上司自身も悩んだり迷ったりしていることを隠さず、部下と一緒に考える上司のほうが信頼できて、いろんなことが相談できます。もちろん、最終的な判断と責任を取ることは上司であるあなたの仕事ですので、ここはきちんと対応しましょう。そこを疎かにすると、ただの頼りない上司、で終わってしまいますので要注意です。
それ以外にも、最近私がやっていることとしては「毎月の1 on 1ミーティング」や「隔週のオンラインランチ会」などがあります。
1 on 1ミーティングについては以下の記事でポイントなど詳しく書いていますので、よかったらこちらも見てみてくださいね。
こんにちは、なかみなとです。最近いろいろなところで「1 on 1ミーティング」という言葉を聞くようになりましたね。組織運営に有効らしいけど、進め方がわからない・・・。何を話すの?頻度は?メリットはあるの?そういった[…]
隔週のオンラインランチ会は、2週間に一回の頻度で昼休みに私と私のチームメンバーをオンラインでつないで、1時間弱雑談をする会です。テレワークが増え、メンバー同士の交流する機会が減っている、という部下からの悩みに応える形で開催してみたのですが、けっこう好評で毎度盛り上がってます。ときどき全員の共通の知人を他部署からスペシャルゲストとして呼んだりして、マンネリにならないような工夫もしていますが、おかげで良い雰囲気づくりができていると思います。
ま と め
テレワーク下でのマネジメントのポイントを3つ紹介しました。改めておさらいすると、
①過剰な監視はNG
②成果物を明確にする
③チームの心理的安全性を確保する
の3つを実践することです。一つでもできてない、と思ったらまずは実行してみましょう!必ずあなたのチームにプラスのインパクトがあるはずです。これらのポイントを意識して、成果をたくさん挙げていってくださいね!
以下の本も参考になりますので、よかったら読んでみてください。
では、最後までご覧いただきありがとうございました。