大企業で働くメリットとデメリットについて、大企業の現役社員が解説します!

こんにちは、なかみなとです。

今回は大企業のメリットとデメリットについて解説します。

世の中に大企業のメリットとデメリットについて説明したサイトは数多ありますが、勤続10年超えの筆者の生の意見を織り込んでいますので、大企業に転職を検討されている方や、これから就活しようとしている学生さんなどは必見です!

私の仕事について

と、その前に私の属性と経験部署について簡単に触れておきます。

【属性】理系院卒エンジニア
【経験部署】①生産技術 ②設計 ③企画

企画部署にいたこともありましたが、基本的にはバリバリの理系エンジニアです。今はいわゆる管理職(この言葉は嫌いですが。。)になったので、マネジメントメインでやってます。

大企業に入ったほうがいいの?

いきなり聞いちゃいますが・・・大企業と中小企業どっちを選ぶべき??
一番大きなところは、メリットがあなたの価値観に合うかです。が、メリットも大きいですよ!

一番大事なのは、大企業のメリットがあなたの価値観に合うか?です。では、どんなメリットがあるのか見ていきます。

大企業のメリット

私が感じる大企業のメリットをまとめると、次のようになります。

【大企業のメリット】

●月給やボーナスなどの処遇が安定
●ネームバリューがある
●休暇が取りやすい
●会社の予算が大きいので、新しいことにチャレンジしやすい
●教育制度が充実
●異動や出向など人の動きが激しい
●副業や兼業も解禁傾向

それぞれのポイントについて説明します。

月給やボーナスなどの処遇が安定

このありがたみはコロナショックで本当に身に沁みました。飲食店や小売販売などの方々が非常に苦しんでいる中、変わらず給料はいただけます。もちろん業績には連動しますが、それでも致命的な収入源にはなりにくいです。

ネームバリューがある

これは、何も自慢できるとかそういうことではなくて、まずは育ててくれた親を安心させてあげられること、そしてローンなどが組みやすいので、少々お高い家や車なども買いやすくなります。

休暇が取りやすい

会社や部署にもよるでしょうが、一般的には有給休暇などの制度も整っているため、平日に有休を取ったりできます。私の会社では、管理職になるまでは最低でも月1のペースで有休が取れましたし、有休をつなげて1週間まるまる休み・・・なんて取り方をしている人もけっこういます。

平日に休めると、旅行や自己研鑽だけでなく、役所に行ったり、優雅に昼間からカフェでお酒を飲んだりしてちょっとした優越感に浸れます。笑

また、GWやお盆連休などでまとまった休みを設定している会社も多いです。

会社の予算が大きいので、新しいことにチャレンジしやすい

意外かもしれませんが、会社の予算が潤沢にあるので、大きな技術的チャレンジなどがしやすいのも大企業のメリットの一つだと私は思います。これも部署によりますが、私は入社3年目で億単位の機械を発注したり、数千万円の評価装置を購入したりできました。もちろん、その分利益を上げないといけないわけですが・・・投資額が大きいと、成功もしやすいというのが私の経験則です。

ダイナミックなことにチャレンジするのは、とてもやりがいがありますよ!

教育制度が充実

これも大企業ならではだと思いますが、さまざまな教育が充実しているため、自分自身の市場価値を高める選択が容易です。例えば英会話学校の補助費、各種国家資格の補助、社内教育で一流の外部教育プログラムを受けられたり・・・。どれか一つ二つなら他の企業でもあると思いますが、フルラインナップというのが大企業のメリットではないでしょうか。

異動や出向など人の動きが激しい

これのどこがメリットなの?と思うかもしれませんが、「嫌な上司」「むかつく同僚」などと同じチームになっても、人が多く流動も激しいことが多いので、数か月、長くて2~3年でオサラバできることが多いです。

人の少ない企業だと、もしそのコミュニティの中に馬が合わない人がいたら、その会社にいる限りずっとその人と付き合わないといけない・・・という地獄のような状況に陥るかもしれませんよね。

副業や兼業も解禁傾向

これは会社によりますが・・・、大企業というとそこに骨を埋めるまで働くのが当たり前、副業や兼業などもってのほか、という風潮があり、それは今でも残っていますが、最近は時代の流れを受けて解禁傾向にあります。

大企業に身を置きながら、有給休暇で休みの日は別の仕事で新しい知見や出会いが・・・となれば、人生の選択肢も広がります!

以下の本などを参考に、大企業へ転職×副業などを検討するのもアツいですね!

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

Amazon.co.jp: 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 eBook : moto (戸塚 俊介): 本

ではここからは、大企業のデメリットについても赤裸々に語ります!

大企業のデメリット

私が思う大企業のデメリットは、以下のようなものがあります。

【大企業のデメリット】

●長いものには巻かれろという雰囲気がある
●安泰ゆえに自己成長のモチベーションが保ちづらい
●業務範囲が狭い
●肩書は上がりづらい
●マネジメント業が苦手な人にはやや不向き

長いものには巻かれろという雰囲気がある

これは多かれ少なかれ、どこの大企業にもあると思います。中小企業にもあるでしょうが・・・。私の偏見ですがスタートアップなどはこういった傾向が少ないと思いますので、どうしても自分の意見を曲げたくない!や、人の意志に従うくらいなら切腹します!というカリスマ性を持った人は大企業には不向きかもしれません。。

これは多かれ少なかれ、どこの大企業にもあると思います。中小企業にもあるでしょうが・・・。私の偏見ですがスタートアップなどはこういった傾向が少ないと思いますので、どうしても自分の意見を曲げたくない!や、人の意志に従うくらいなら切腹します!というカリスマ性を持った人は大企業には不向きかもしれません。。

ただ、これは私の意見ですが、大企業にはしょーもない人ももちろんいますが、上位層に昇格している人には一定数、すごく賢い人もいます。そうした人の意見って、世間的な感覚から大きくズレている事って少なく、むしろ「なるほど!すごい戦略!」と思えることが多いので、自分が納得してついていけることも多いですよ。かくいう私も、人の意見に従うのが嫌な偏屈タイプですが、けっこう納得することが多いです。

安泰ゆえに自己成長のモチベーションが保ちづらい

教育制度や休暇が充実している大企業ですが、せっかく機会があってもそれを活用するモチベーションがない人も、一定数目にしています。もちろん自己成長を目指すことが全てではないので、どう活用してもいいんですが、成長したい!でも人の後押しがないと勉強できない!というタイプの方は、大企業に入ったら仕事オンリーになってしまうかもしれません。ただしこれも個々の価値観と合うかどうかの問題なので、自分がそれでいいと思えば問題になりません。

業務範囲が狭い

大企業ほど業務が細分化されているので、やりたい仕事にドンピシャで就ける確率は、中小やスタートアップと比べると下がります。もちろん社内ローテーションなども活発なので、いつか希望の仕事に就ける可能性はありますが・・・。どちらかというと極端なこだわりがない人のほうが向いていると思います。

肩書は上がりづらい

これも価値観次第ですが、当然人数が多い分ポストを上げていくのは難しくなります。定年まで係長クラスとか、課長クラスはザラにいます。部長クラスだとかなり絞られますし、役員になれるのは天文学的確率です。。

ただ、課長でも中小企業の部長クラスの給与をもらっていたりしますし、あくまで肩書だけの問題です。。

どうしてもそれが嫌!という人は向いていないかもしれません。

マネジメント業が苦手な人にはやや不向き

大企業ゆえ、どの仕事にも一定の割合でマネジメント業務がつきます。一人で黙々と仕事を進める・・・というよりは、大概どこかの関連会社さんの方々を動かしたり、社内の別部署に依頼して日程管理したり・・・などの業務はついて回ります。それが嫌だ、苦手だ、という人は数多く見てきました。。ここは転職や就職を決めるうえで慎重に考えてくださいね。

ま と め

ここまで、大企業のメリットとデメリットについて説明してきました。

大企業に入るか、中小企業やスタートアップに入るのか、はたまた自分で起業するのかは、完全にあなたの価値観次第です。あなたの価値観と、上記のメリット・デメリットを照らし合わせて、それでも大企業に入りたい!と思えればぜひ就職や転職を検討ください!

大企業で働くことのダイナミックさを武器に仕事の楽しさをUPさせようとしている若者たちのドキュメンタリーを描いたこの本も、とても参考になりますよ!私もこの参加者と直接面識があり、エネルギーをもらっています!

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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

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