【管理職必見】リーダーに必要な「決断力」の鍛え方

リーダーには「決断力」が欠かせません。

リーダーに求められる条件はいくつかありますが、その中でも一番大事なものの一つが「決断力」です。

よくいるのが、ただ”判断”をしているだけのリーダー。

厳しいことを言うようですが、正直言って”判断”しかできないリーダーは付加価値が低いです。

この記事では、日本によりよいリーダーがもっともっと増えるといいなという想いから、

決断と判断の違い、決断力の鍛え方などを解説していきます!

1.決断と判断の違い

決断と判断、一見同じ言葉に感じます。

しかしこの2つの言葉には大きな違いがあります。

「判断」は、ある程度情報が揃っていて、誰が決めても同じような結論になるもの。

それに対し、

「決断」は、情報が揃い切らない中で、先を読みながら決めること。

つまり、決断はリーダーによって結論が異なります。

言い換えると、ここがリーダーの腕の見せ所、付加価値そのものです。

その中で、数少ない情報から自分の目指す姿に近づくようスピーディーに決断するリーダーこそが今、求められています。

リーダーになぜ決断力が必要なのか

現在はITツールやSNSも発達し、世界中どこでも繋がっていられる時代です。

その分、変化も激しくなりましたし、情報も溢れています。

全ての情報を見ることは現実的に不可能ですので、どの情報を取捨選択し未来を読むのか、これが大事になってきます。

また数多くの情報を集めるのを待っていたら、その間に状況が変わってしまうでしょう。

それに加えて、コロナやロシアウクライナの紛争など、ほとんどの人にとっては予測不可能な事態もしばしば発生します。

せっかく時間をかけ、情報を集めて分析して予想した未来があっという間に一変してしまう。

ということも十分ありえます。

目まぐるしく状況が変化する現在だからこそ、今ある情報から出てくる選択肢の中から臨機応変に「決断」することがリーダーに求められるのです。

決断のできないリーダーがいるとどうなるか

決断ができないリーダーがいると、以下のようなことが起こります。

●判断のための材料集めばかりやらされる
●決めるまでに時間がかかり、商機を逃す
●言うことがブレてやり直しが多くなる

皆様にも思い当たる上司がいるかもしれません。

では、「決断力」はどうやったら伸ばしていけるのでしょうか?

実際に筆者が取り組んで、効果があった方法についてこれから解説していきます!

「決断力」の鍛え方3選

日々の業務の中で、決断力を鍛えるのに有効な方法は以下の3つです。

【決断力の鍛え方】
上位者の発言を常に予想する
②常に情報をインプットする
③自分が大切にしたい”芯”を持つ 

①上位者の発言を常に予想する

経営会議などの場で、社長や役員などが何らかの報告を受けている場面で”上位者たちが次何と言うか”を常に自分なりに予想してみます。

経営会議などでなくても、日常の会議で部長や次長が何と言うか予想するのでも構いません。

とにかくその場で一番上位者≒決断すべき立場にある人 がどういう思考で何という決断を下すのか、自分なりに予想してみることです。

もちろん、あなたの予想と異なる発言になることも多くあると思います。

その時は「なぜ上位はこういう発言に至ったのか」を自分なりに考えたり、可能なら上位者本人に聞いてみたりします。

その場合、必ず自分とは異なる観点での決断があったはずです。

逆に、あなたのほうが広い・高い視座で考えているなと思ったら、それを上司にぶつけてみてください。

きちんとした上司なら、きっと理解してくれるはずです。

こうしたことを繰り返していくうちに、決断について自然と考える癖がついてきます。

上司に聞くのが難しければ、頭の中で想像するだけでも構いません。

②常に情報をインプットする

決断をするためには、普段から自社を取り巻く環境をしっかり理解しておくことが大切です。

決断とは、やみくもに当てずっぽうで決めるのではありません。

自分たちを取り巻く状況を俯瞰してこそ、よい決断ができるのです。

ビジネスパーソンの情報収集ツールとして筆者がオススメするのは以下2点です。

・News Picks

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・日経電子版(新聞でもよいです)

日本経済新聞

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なお日経電子版は、無料のユーザー登録をするだけで月10本まで有料記事を読むことができます。

③自分が大切にしたい”芯”を持つ

決断をするとき、一番大切なことは「自分なりの軸」があることです。

例えば、自分はユーザーの幸せを電子機器の販売を通じて実現したい、あるいはラーメンを通じてこの地域の多くの人を笑顔にしたい!などです。

そういう軸がないと、決断が都度都度でブレてしまいます。

言っていることがブレるリーダーは部下や関係者からの信頼を失い、組織としての生産性を下げてしまいます。

もしあなた自身が自分の軸が見つからず悩んでいたら、以下記事でも”やりたいことの見つけ方”について触れていますので、もしよかったらお読み取りいただき、考えるきっかけにしてください。

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まとめ

この記事では、リーダーにとって大切な「決断力」について解説してきました。

記事の中でも触れましたが、リーダーは常に情報をインプットし、自らをアップデートしていく必要があります。

そのために読書は欠かせません。

ビル・ゲイツやイーロン・マスクなど、著名なビジネスリーダーたちもたいへんな読書家として知られています。

そこで、私が「決断」について非常に参考になった本を2冊紹介します。

トヨタ「家元組織」革命と、金巻龍一さんの「戦略質問」です。

今でも迷うことがあれば、時折読み返しています。

リーダーの方も、これからリーダーになる可能性がある方も、ぜひ読んでみてください!

それでは、最後までお読み取りいただきありがとうございました。

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