仕事をする上で大切なことってなんでしょうか?
仕事の専門知識?人脈?
もちろん、これらも大切です。でも、それは後からついてくるもの。
一番大切なのは、「考え方」です。
仕事がデキる人は、必ずといっていいほどこの「考え方」をしっかり意識しています。
この記事では、仕事をする上で大切な3つの「考え方」を紹介していきます!
仕事をする上で大切な考え方3つ
1.相手の立場に立って考える
仕事をする上で大切な考え方の中でも、最重要なのがこれです。
仕事というのは、人がいてこそ成り立ちます。どんな職種であれ、良い人間関係を築くことが仕事を成功させる第一歩であり、最大の秘訣です。
よくいる「人に嫌われてしまう人」というのは、この相手の立場に立つという目線が欠如していることがほとんどです。
「これを言ったら相手はどう思うかな」や「今相手はどのくらい忙しいのだろう、この仕事を頼んだらどうなるかな」など、常に相手の立場を想像しながら行動してください。
関係性が薄い、リモートが多いなどの理由で、相手の状況がわからない場合は聞いてしまうのも手です。
「今、お忙しいですか?この仕事をお願いしても大丈夫でしょうか?」と聞かれて、悪い気分になる人は少ないでしょう。
上司からの指示も、相手すなわち上司の立場に立って考えると、せっかく頑張ったのに期待はずれの結果になってしまう・・・ということを回避できます。
自分が上司だったら、こう考えるはず、だからこういう仕事をすれば期待を超えられるはず、というのを常に考えましょう。
もちろん最初は外すこともあるでしょう。しかし、常に上司視点で考える癖をつけることで、徐々に上司が欲しい成果にダイレクトに応えることができるようになってきます。
上司が話しやすい人なら、指示をもらった段階で自分なりに考え、わからなければ聞いてしまうのも有効です。
「○○さんのご指示ですが、○○さんは以前△△とおっしゃっていたので、今回のご指示は△△を達成するための下準備と考えましたが、認識は合っていますでしょうか?」という風に聞けば、例え間違っていても怒られたり心象を悪くすることもありません。
2.仕事の最終目的を考える
次に大切なことは、与えられた仕事の「最終目的」を考えることです。
上司や他部署からの依頼が、常に明確なものとは限りません。むしろ、「来月の定例会議で、Aプロジェクトについて話したいな」というどちらかというと曖昧な指示や依頼のほうが多いでしょう。
この場合、「なぜ来月の定例会議でAプロジェクトの何について話すのか?」という疑問が浮かぶでしょう。進捗共有?困りごと相談?などいろいろ考えられますが、上司が定例会議と指定してきたことから、まずはその定例会議に誰が出席するのか、を考えます。
自分が技術部門で、定例会議の出席者が営業部門もいるなら、Aプロジェクトの遅れについて相談して商品発売時期についての相談である可能性があります。
もし出席者が経理部門なら、予算についての相談である可能性が高いでしょう。
こういった切り口で、「誰向けに何のために何を相談するのか?」というのを考えていけば、せっかく資料を準備したのに全然上司の意図と違っていて作り直し・・・ということが少なくなります。
多くの人が指示を与えられた段階で思考停止し、「きっと進捗報告をすればいいんだ」と勝手に考え、一生懸命進捗資料を作ってしまいます。私も自社でこういうパターンをたくさん見てきました。
特に大きい会社であればあるほど、このパターンが多くなります。
小規模な会社や極端に風通しのいい会社であれば、例えば役員指示であっても「そのご指示はこういう意図ですか?」と聞けますが、大企業などでは役員の指示を部長が受け、次長が受け、課長に下りてきて、課長がそれを部下に指示する、というパターンが多くあります。
そのときに、役員は真の意図とセットで伝えたつもりでも、どこかの役職で”真の意図”が抜け落ちてしまい、指示内容だけが部下に下りていきます。
そうすると、担当者としては「今なぜこれをやるんだ?」と疑問に思って上司に聞いても、上司は役員に直接聞けないので、「いいからやれ!」あるいは「○○ってことじゃない?」と想像で答えてしまったりします。
そんなとき、常に「仕事の最終目的を考える」癖がついていれば、上述したように大きく外すことは少なく、周囲からの信頼も得られます。
3.組織として成果を最大化することを考える
仕事をしていると、ついつい「自分の成果」を上げることに執着しがちです。
もちろん、それも悪いことではありませんが、常に意識すべきポイントは「どうすれば部署、会社としての成果が最大化するか?」ということです。
例えばある業務改善を通じて、自分の部署だけが残業時間が減ったが、他部署は忙しくなって会社トータルの残業時間が増えた、あるいは商品の不具合が増えた、などがあると本末転倒です。
こう書くと当たり前のことのように思えますが、大きな会社になると意外とここが盲点になります。
他部署やお客様の顔や業務内容が見えづらいことが最大の要因なのですが、ここはいかに相手に思いを馳せるか、が大切です。1の「相手の立場に立つ」にも通ずるものがあります。
組織としての成果を最大化することを意識して行動すれば、他部署から恨まれることもありませんし、社内での信頼も得やすくなり、人脈形成にもつながります。
また、商品・プロダクトやサービスを買って頂くお客様にとって何が一番いいか?ということにもつながるので、ここを真剣に考えることで会社の売り上げにも貢献できるでしょう。
まとめ;仕事をする上で大切な考え方3つを意識し、デキるビジネスパーソンに!
以上3つの考え方はとても大切ですので、一覧にまとめます。
1.相手の立場に立って考える
2.仕事の最終目的を考える
3.組織として成果を最大化することを考える
ここを強烈に意識して仕事をする過程で、知識や人脈も手に入りやすくなりますし、信頼も得やすくなり昇給昇格などあなた自身の利益にも必ずつながります。
どんな仕事にも共通する考え方ですので、ぜひこの3つを意識しながら仕事をする癖をつけ、デキるビジネスパーソンを目指していってくださいね!
それでは、最後までお読み取りいただきありがとうございました。