企業が求めている人材像ってどんなもの?
いろんな就活本や転職ノウハウを見てもよくわからない・・・
そんな疑問に応えるべく、大企業の現役課長が
「企業が本当に求めている人材像」について解説していきます!
「企業が欲しい人材」とは?
企業が欲しい人材像、それはすなわち、その企業で働く人が「一緒に働きたい」と思う人材像です。
もちろん企業理念や風土によってさまざまな要素がありますが、共通する要素も多くあります。
この記事では筆者のマネージャーとしての経験をもとに、なかでも一番大切な要素を3つお伝えします。
①何事にも前向き
どんな仕事が来ても、まずはやってみようという姿勢で臨む人は好感が持てます。
もちろん何も考えずに黙って仕事を受けていればいいということではありません。
自分の意見をしっかり持ち、与えられた仕事に対して疑問があればきちんと意見は言う。
ただしいきなり否定したり文句を言ったりするのではなく、建設的な言い方で自分の意見を伝え、場合によっては与えられた仕事をさらに質の高いものに改善する、そんな姿勢が求められます。
逆に、いつも否定してばかりの人、文句を言うだけの人は疎まれ、仕事を頼まれなくなります。
否定するときは必ず代案を準備する、できないときは申し訳ないという気持ちも伝える、などの姿勢も重要です。
②自分で考えて動ける人
自ら考え、アクションできる人も好感度が高いです。
そのためにはまず仕事の最終目的を考え、それに向かって行動することが肝要です。
何をすればいいかわからないときほど、その仕事の最終目的を考えましょう。
そうすれば自分なりに”次のアクション”が見えてきますし、改善提案も出てきます。
とにかく受け身にならないことが大切です。
「次、何をしたらいいですか?」と聞いてばかりの後輩がいたら、きっとあなたも辟易すると思います。
そうならないためにも、自ら考えて動く、そのために最終目的を意識しましょう。
もちろん、仕事の目的をいくら考えてもわからないこともあります。そういう時は時間優先で周囲に聞くことも大事です。
③学ぶ意欲の高い人
学ぶ意欲が高いことも、求める人材像として上位にランクインします。
なぜならそういう人は自ら成長するスピードが速いからです。
会社によってはさまざまな教育体系を持っているところもありますが、それだけで業務に必要な知見や能力が十分養えない場合がほとんどです。
普段から自己研鑽等で学びを重ねている人は、それがすぐに結果に結びつかなくても必ず成果につながります。
また自らいろいろなことを学ぶことで、業務に直結しない知識も多く得ることができます。
それは一見ムダな知識のように思えますが、実はこれが非常に有益です。
仕事だけをしていると、どうしても自部署や自社、特定業界にのみ詳しくなっていきますが、他の業界や業種のことは全然わからない、という状況に陥りがちです。
一方自業種以外の知見やトレンドを知っていると普段の業務で多角的な発想にもつながりますし、自分の会社の立ち位置や改善点が見えてくるため、より会社を発展させるためのヒントが見つかることが多いです。
オススメの自己研鑽や、自己研鑽のポイントについて以下記事で解説していますのでよかったらご覧ください!
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一緒に働きたい人になるには?
ここまで企業が求める人材、すなわち一緒に働きたい人像について述べてきました。
では、そういう人になるためにはどうしたらよいのでしょうか?
①何事にも前向きになるためには・・・受け止め方を変える
嫌な業務、苦手な仕事を振られたときに、ネガティブな感情を抱いて終わるのではなく「自分が成長できるチャンスを与えてもらった」と考えましょう。
嫌な業務や苦手でめんどうな仕事ほど、自分一人では決してやらないジャンルの仕事です。
そうした仕事ほど自らの見識が広がって成長できる機会と捉えましょう。
そうすると気持ちも楽になり、前向きに仕事にあたることができます。
②自分で考えて動ける人になるためには・・・常に自分でどう動くべきか考える癖をつける
自分で考えて自律的に動けるようになるには、上述したように「仕事の最終目的を考える」ことが一番大切ですが、常に自分でどう動くべきか考える癖をつけることも大事です。
そのためには仕事の目的に対し、”やれない理由”を並べるのではなく”どうやったら達成できるか“を考えるようにしましょう。
そういう考えを持つことで、自ずと次にあなたが取るべきアクションが見えてきます。
③学ぶ意欲を高めるためには・・・学びは将来の自分への投資と捉える
学ぶことは、現在の業務に役立つだけではありません。
業務に関する知識を深め、業務外の知見も学ぶことで自分の業務を客観的かつ立体的に見ることができることは先に述べた通りですが、それ以外にもメリットがあります。
学ぶことであなた自身の市場価値を高め、昇格昇給につながるチャンスも増えますし、将来転職するときにも有利になります。
忙しい社会人が学ぶための時間を捻出することは大変なことですが、その分将来の自分への投資になると思えば頑張ることができます。
まとめ
ここまで「企業が求める人材像」について解説してきました。
この記事が、就活や転職活動中の方へ少しでもお役に立てれば幸甚です。
他にも、大企業の現役課長の筆者ならではの生の情報について解説している記事もありますので
もしよかったらお目通しください。
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それでは、最後までお読み取りいただきありがとうございました。