労働組合役員は出世する?組合役員をやるメリットは?そんな疑問にお答えします!

こんにちは、なかみなとです。

私は以前、会社に籍を置きながら、労働組合役員を3年間務めたことがあります。

上司から急に「組合役員をやれ!」って言われたけど・・・ちょっと不安。という方へ、労働組合役員って出世するの?組合役員をやるメリットって?などの疑問にお答えします!

労働組合役員って出世するの?

結論、人によってまちまちです。ですが出世する確率は、組合役員をやっていない人と比べて高くなるのは間違いないです。

ちなみに私も、同期の中で最速で昇進することができました。以下記事の中でこれまでの経歴を紹介していますのでよかったら見てみてください。

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どの職位まで出世するかはもちろん人によってさまざまですが、多くは課長まで出世しますし、大企業のようにしっかりした組合があるところは、組合役員出身で会社の役員・・・という人もちらほら知っています。

なぜ労働組合役員は出世しやすいのか?

それでは、なぜ労働組合役員が出世しやすいのか?についてまとめていきます。

①会社の経営を俯瞰できるから

労働組合役員は、労働者の代表として会社のトップ層と話をする機会が多いです。

そこでは、職場の暑熱やトイレの問題などの身近なものから、会社の経営状態や向かうべき方向に組合員がついてこれるか、どういう情報の落とし方をしたらいいか、などの壮大なテーマまで、さまざまな案件が話し合われます。

当然、会社経営層から入ってくる秘密の情報も多いですし、組合役員自身も世の中のことを勉強しないと会話についていけませんので、日々必死に情報収集します。組合役員同士で最新のニュースなどの情報交換もよく行われているので、必然的に世の中の動きと、会社の動きを俯瞰して見る・考える癖がつき、役員の任を解かれてからも高い視点がとても役立つことが多く、結果として仕事の成果に結びつくことが多いのです。

②全社に人脈ができるから

先ほど述べたように、経営層と話す機会が多いので、会社役員や部長さんなど偉い人との人脈は圧倒的に広まります。

またそれだけでなく社内様々な部署とつながれますので、各部署の組合役員などとも知り合いができ、職場復帰してからも仕事を進める際、人脈が大きな武器となります。結果としてスムーズに仕事を運ぶことができ、高評価になります。どこにどんな部署があるか、どんな仕事をしているかを知っているだけでも武器になりますよね。

これは大企業になればなるほど強みになります。

③もともと期待されている人が行っている

そもそも、期待されている人が組合役員をやるパターンが非常に多いので、職場に戻ってからも出世が早いということもあります。上司からしても、変な人を組合役員に送り出してしまうと、のちのち自分が被害を食らうことになります。労使の話し合いなども建設的なものになりませんし、、

なので、労働組合の役員を命じられた人は、決して不安になることはありません。期待されていると思って頑張りましょう!

組合役員をやるメリットは?

ここからは、組合役員をやるメリットを説明していきます。

●会社の経営を俯瞰できる
●全社に人脈ができる
●自分が期待されているということがわかる
●人を束ねていく能力が身につく
●傾聴できるようになる

●裁量を持った働き方ができる
●結果的に、出世しやすくなる

上の3つは上述の①~③と同じですので、それ以外のところを解説していきます。

人を束ねていく能力が身につく

労働組合役員は、各職場の組合員などの意見をまとめて会社にぶつける役割があります。

その過程で、いろいろな人の意見を聞き、それをまとめていきながら、各部署のリーダーなどと話をして形にしていく仕事を毎日のようにやっています。

もちろん、建設的な組合員ばかりではないので、時にそういう人も納得させながら、全体を束ねていく必要があります。自分より年長者に納得して動いてもらわないといけない場面もザラにあります。

こうしたことを繰り返しているうちに、自然と人を束ね、リーダーシップを発揮する能力が身についていきます。

傾聴できるようになる

組合役員をやっていると、ハラスメント被害者からの相談などを受ける機会も多々あります。その際、まずは相手の話をじっくり聞くことが求められますが、これを繰り返していくうちに「傾聴」する能力が身に付きます。組合によっては、外部講師などで傾聴教育をしてくれるところもあります。

この能力は自分が将来上司になったときに部下の話を聞くときなどに非常に役立ちます(実体験済み)。

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裁量を持った働き方ができる

組合役員は能力が高い人も多いので、業務遂行にかなり裁量が与えられている場合が多いです。少なくとも私の所属した労組はそうでした。

仕事を進める際にいちいちい上司にお伺いを立てて・・・という煩わしさもありませんし、在宅勤務やフリアドなど、働き方も自分で決められるので非常に働きやすいです。

結果、出世もしやすい

上記で書いてきたようなことが背景になって、結果労働組合役員は出世する人が多くなります。

もちろん、労働組合役員をやったからと言ってほっといても出世するわけではなく、職場に戻ってからの努力が必要なことは言うまでもありませんので、ご注意を!

組合役員をやるデメリット

デメリットは、以下の通りです。

〇裁量が大きいぶん、責任は大きい
〇会社役員と話すので、日々気は抜けないし勉強は欠かせない
〇参加しなければならないイベントも多く、忙しい
〇(一部の組合では)ハチマキを巻いて気勢を上げることも・・・

こんなところでしょうか。

もともと能力の高い人が多いと思うので、いずれのデメリットも乗り越えられるとは思いますが、多忙には注意してください。実際私も、1年目は忙しすぎて普段ひかない風邪をひいたりしていました・・・。

ま と め

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

労働組合役員がなぜ出世しやすいか、理解いただけたでしょうか?もし、あなた自身が労働組合役員をやることになったり、あなたの周りに組合役員をやることになって不安になっている人がいたら、このブログを紹介してあげてくださいね!

また、労働組合に加入するメリットや加入する意味については、別記事にまとめましたのであわせてご覧ください。

それでは、最後までお読み取りいただきありがとうございました。

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