こんにちは、なかみなとです。
この記事を書いている時点で、テレワーク日数が200日を超えました。
そんな私が語る、テレワークのメリットとデメリットを紹介します。
結論、テレワークを導入するのは非常にメリットが大きいです!
いまいちテレワークにメリットが感じられずついつい出社してしまう人や、テレワークを自社に本格導入したいけど迷っている経営者や情報部門担当者の方はご一読ください。
テレワークのメリット
個人のメリット
WLB(ワークライフバランス)の向上
これは言うまでもありませんが、出社している時よりも圧倒的にプライベートの時間が取りやすいため、一般的にはワークライフバランスが向上します。私自身、仕事の合間に洗濯や皿洗いもできますし、子供の幼稚園への送迎など育児関係の対応もできるのでとても助かりました。子供との仲を深めることもできますし、パートナーも助かっていると思います!
通勤のストレスがなくなり、時間を有効活用できる
私は通勤時間が片道20~30分、自動車通勤でして、テレワークを始める前はこれが当たり前化していました。同僚には通勤時間が片道1時間以上の人もザラにいて、自分は比較的マシなほう・・・と思っていましたが、テレワークをするようになってからはこの時間がいかにムダだったかを痛感しました。通勤の渋滞もないし、何より運転中は何もできなかったのが、通勤の30分を活用してブログを書く、本を読む、家族のために朝食を作る、たまにランニングする、などいろいろな用途に活用できています。事故のリスクもありませんし、排気ガスの排出も抑えられてカーボンニュートラルにも貢献できますし、むしろ今までなんで必要もないのに通勤していたんだろう?という感じです。
通勤時間を睡眠時間に充てることもできますね。
どこからでも働けるので、帰省して仕事・・・とかもできる
テレワークに慣れてくると、会社携帯でのテザリングなどを活用して自宅外でも働けます。私は(コロナの状況には注意しながら)お気に入りのカフェで仕事したり、たまにはリッチに一日3000円くらいで使える、ビル街と川がキレイに見えるコワーキングスペースで仕事をしたり・・・など、自分の好きな景色や場所で仕事をしています。普段は自動車通勤なので仕事終わりの一杯は帰宅してからになりますが、バスや電車でちょっと遠くの街へ出かけて、仕事を早めに切り上げて一杯!なんてこともやりました。気分はかなり爽快ですよ!(寂しい奴だ、というツッコミ厳禁)
さらには、実家が遠方の方などでも、実家に帰って親の様子を見つつ、実家でテレワーク・・・ということも普通にできます。私も実家が遠いのですが、子供の夏休みなどに合わせて家族で帰省し、親に子供の面倒を見てもらいつつ実家でテレワークということにも数回チャレンジしました。親も喜んでくれますし、自分もリラックスできますし、最高ですよ!
業務に集中できる
また、会社にいるときと違い在宅では急に話しかけられて長話に・・・なんてことが起きないため、業務に集中できます。特にやることが決まっていて、とにかく資料を作る、データを整理する、という業務は特に捗ります。ちょっと迷っても上司にチャットや電話で相談すればいいので、会社にいるより成果が上げやすく、業務効率も上がります!
企業のメリット
オフィスにお金をかけなくてよくなる
出勤する社員が減ることで、オフィスにかけるお金を減らすことができます。テレワークを常態化することができれば、打合せ机や椅子なども全社員人数×0.7くらいの数で済むでしょうし、老朽更新の必要投資もその分減っていきます。私の職場では、テレワーク増加を機にフリーアドレスに変更し、部署の全社員の数×0.7の席のみを残し、あとの設備は売却しました。フロアもすっきりしましたし、フリーアドレス効果で皆が整理整頓もするようになり業務効率もUPしました。
通勤手当を最適化できる可能性がある
これは会社によって異なるかもしれませんが、うちの会社では通勤手当を、出勤日数に応じて支払う運用に変わりました。社員数が多ければ多いほど、その効果は増えていきますが、企業にとってメリットは一定以上あると思います。
感染対策やカーボンニュートラルにも貢献できる
社員の出社率が減ることで、その分コロナ感染リスクを低減することができますし、通勤が減るとカーボンニュートラルにも貢献でき、対外的なPRにもつながります。
テレワークのデメリット
個人のデメリット
光熱費UP
家で仕事をしているので、当然その分電気代などがかかります。代表的なところで言うと、PCの電気代・暑い/寒いときのエアコン代などでしょうか・
仕事とプライベートが曖昧になる
仕事の区切りがつけられず、夜中までダラダラと働いてしまい、結局睡眠不足に・・・という話も聞きます。実際私も仕事が終わらなかったら夜中まで働いてしまうタイプですが、ここはメリハリをしっかりつけて、早めに区切って翌朝少し早くからやる、上司に相談する、などの対応を取るのがベターです。
同期や同僚と雑談しにくくなる
会社で直接顔を合わせていた頃と比べ、ちょっとした雑談や他愛もない話がしにくくなる、というのは誰しも直面する課題です。ですがこれはあくまで「面着でしか雑談できない」という思い込みによるものであり、思考を切り替えればチャットでも仲良しグループを作るなどして、雑談や愚痴を言い合えます。実際に私も、仲のいいメンバーがいくつかチャットグループを作ってくれており、そこで毎日のように仕事と関係ないことも含めて雑談しています。
企業のデメリット
ITツールへの投資増
ITツールへの投資は当然増加します。社員一人ひとりへのPC配布、スマホ配布、場合によってはタブレットやポケットWi-Fiなども必要になってくるかもしれません。
これらはもちろん、老朽更新も必要になってきますし、月々の通信料などランニングコストもかかってきます。オフィスの各設備のイニシャルコスト・ランニングコストに比べると、一時的には出費が増えてしまうかもしれません。
ですが、デジタルトランスフォーメーション(DX)に伴うペーパーレス化によりプリンターが不要になったり、社員全体としての業務効率UPによる会社としての成果向上で、トータルでペイできるはずです。いずれにせよこれからの時代、DXできてない企業は淘汰されていく運命にあると思うので、コロナ禍で苦しい中ですが、ITに積極投資を惜しまないという判断は経営判断として正しいと思っています。
マネジメントしにくくなる?
社員一人ひとりの行動が見えづらくなって、マネジメントしにくくなるという声もあります。ですがここについては、私自身グループをマネジメントする立場でテレワークを200日以上してきましたが、テレワーク下でマネジメントできてない人は、出社状態でもマネジメントできていなかったと断言できます。
テレワーク下でのマネジメントのポイントについては、以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください!
こんにちは、なかみなとです。テレワーク下でのマネジメントに困っていませんか?部下の姿が見えないので、何をしているかわからず不安、仕事の進捗が見えない、雑談もできないし部下の困りごとも聞けず、ちょっとした指示もしづらい・・・などなど[…]
ま と め:断然テレワークがオススメ!
テレワークのメリデメについていろいろ書きましたが、冒頭にも書いた通り、トータルで見ると断然テレワークがオススメです!これまでは面着前提の風土・仕組みだったのが、テレワークになっていろいろ不便も生まれています。が、これはよく考えると面着前提の仕組みに合わないことがあるだけで、テレワーク前提の思考・仕組みに変われば、不便を不便と思わなくなりますし、組織としての成果が上げやすいのは断然テレワークです。これまで時間・場所の制約で活躍できなかった人も輝けますし、テレワークの積極活用はいいことばかりですので、引け腰の方はぜひ一度お試しください!必ずいい未来が待っているはずです。
では、今回はここまで。最後までお読み頂き、ありがとうございました。