難病・潰瘍性大腸炎と、仕事の両立。

こんにちは、なかみなとです。

今日は私が患っている難病の潰瘍性大腸炎と、仕事の両立をテーマにお話します。

潰瘍性大腸炎を患っている全てのビジネスパーソンに、少しでも勇気を与えられたらと思います!

潰瘍性大腸炎になったきっかけ

入社後、新人研修を経て配属された部署。第一希望の部署だったので、当時の私はやる気に満ちあふれており、絵に描いたようなモーレツ社員(古い)でした。

先輩の言うことは従順に聞き入れ、上司に頼まれることはもちろん最優先でこなす。仕事を終えて帰るときは遅くまで開いている本屋に寄り、担当業務に関する本を買い漁り、寝るギリギリまで勉強する日々・・・という生活を送っていました。

それでも最初の数か月は充実していました。問題は組織再編により上司や先輩が代わってからのこと・・・、いわゆるパワハラ上司の下につき、先輩たちも放置。という状況に置かれました。夜なべして作った資料は無惨に破かれ、毎日罵声を浴び、周囲でもメンタル不調で休む人が出始め・・・。でも悔しいから睡眠時間を削って仕事をし・・・という生活を続けていたある日、ものすごい腹痛に襲われ、真っ赤な鮮血の血便が出るという事態に。。私は男性ですが、生理でもなったのか!?というレベルの赤さでした。

何を食べても腹痛で耐えきれないので、ほぼ絶食状態でしたが、それでも仕事は続けていました。パワハラ上司のせいで倒れた、と思われたくないという変な闘争心が芽生えていたからです(マネしないでくださいね)。

そういう生活を2週間続けたころ、ついに身体が耐えきれなくなり、寮で失神、たまたま部屋に来てくれた同期に病院に運ばれ、一命をとりとめました。診断された病名は「虚血性大腸炎」。基本、高齢者の病気とのことですが、私の場合は強いストレスにより大腸に栄養を送る大動脈が捻転して血流不良となり、大腸の1/3が壊死に近い状態だったと言われました。

快復後も不調がつづく

2週間の入院を経て、無事退院。同じ部署の別チームに異動し上司も先輩も代わり、数か月は体調が良かったのですが、しばらくして下痢や水様便が続くようになりました。。

便が緩いだけならいいのですが、一日に何回も、主に午前中にトイレに行くような状況で、業務との調整などで困っていたため、胃腸科などを受診。いろいろな医院を回ったのですが、なかなか診断されず・・・。過敏性腸症候群でしょうという見方が大勢だったので、それに対応する薬をもらい、また数か月その薬を服用しつづけましたが、一向に快方に向かわず、むしろトイレに行く頻度は増えるばかり。

何か所目か忘れましたが、今お世話になっているクリニックに行ったら、まずは大腸内視鏡をやってみましょうという話になり、検査を受けた結果、「潰瘍性大腸炎」の診断をいただきました。

ちなみに、「全大腸型」「中等症」という診断でした。

大腸内視鏡検査の体験レポはこちら。

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潰瘍性大腸炎と仕事との両立

潰瘍性大腸炎の方はわかって頂けると思いますが、この病気の辛いところは午前中、特に朝に頻度高くトイレに行かなければならないこと。急に来る便意は、耐えきれないものがありますよね。

私は、サラリーマンとして仕事をしながらこの病気とお付き合いしています。

自分に合った薬を見つける

別記事でも書く予定ですが、まずは自分に合う薬を見つけること。これが一番大事だと思います。

不幸中の幸いで、潰瘍性大腸炎は日本で一番罹患者数の多い難病です。そのぶん、薬の種類も多いですので、きっとあなたに合った薬が見つかるでしょう。

食べ物も大事

また、薬と同じくらいに食べ物も大事です。病状に合わない食べ物を食べると、かなりダメージでかいです。。

合わない食べ物もかなり個人差あると思いますが、私の場合この病気になってからダメになったのは「コーヒー全般」と「特定チェーン店のカレー」「地ビール」です。

コーヒーはまだ我慢できましたが、大好きだった地ビールと、特定チェーン店のカレーはキツかったですね。。旅行に行ったら必ずと言っていいほど現地の地ビールを飲んでいましたが、普通のビール(キ〇ン一番搾りが好きです)しか飲まないようになりましたし、息子が大好きな特定チェーン店のカレーにも家族でよく行きますが、サラダで我慢するようになりました。

合う薬と合わない食べ物さえ把握しておけば、仕事は平常運転でOK

上記に書いた通り、平日休日問わず、合わない食べ物は避けること、そして合う薬を欠かさず飲むこと、この2点でだいぶこの病気と付き合いやすくなります。

ここ数年の私の状況は、上記を守っていれば朝起床してから2~3回トイレに行き、軟便が出る、といった感じです。

最近は在宅勤務も多いので助かってますが、出社するときは朝2回家でトイレ・出勤してから1回トイレ、といった感じでルーティーン化しています。

職場のメンバーに病気を打ち明けておくことも大事

私の場合は、自分の部下や上司に、難病であること、そしてどういう症状が出るのか、検査などでの通院が月に何回あるのか、を打ち明けています。

幸い、今の上司も部下も理解があるので、朝早い会議は配慮してくれたり、配席を工夫してくれたりします(会議の時はなるべく出入口に近い席にしてくれる、等)。

勇気を出して職場のメンバーに病気のことを伝えることも大事です。

ま と め

潰瘍性大腸炎と付き合いながら、仕事と両立していくための私なりのポイントをまとめます。

【潰瘍性大腸炎とうまく付き合うポイント】

●自分に合った薬を見つける

●食べ物も大事

●合う薬と合わない食べ物さえ把握しておけば、仕事は平常運転でOK

●職場のメンバーに病気を打ち明けておくことも大事

いかがでしたか?もちろん、私は中等症なので、重症の方の参考にはならないかもしれません。

ですが、少しでも多くの潰瘍性大腸炎患者の方の参考になればと思い、記事をアップしました。

辛いこともあるかもしれませんが、決して悲観することはありませんので、一緒に頑張って行きましょう!!

では、最後までお読み取りいただきありがとうございました。

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