さまざまなビジネスシーンで、仕事の依頼をメールで行う機会は多いと思います。そんな時、相手の心象を悪くせずに、スムーズに依頼できたら・・・と思ったことのある人は多いでしょう。
そんな時に使える、ビジネスでの依頼メールの書き方について解説していきます!
依頼メールの構成
さっそく、依頼メールの構成について見ていきます。
コピペして使えるサンプルはこの記事の一番下のほうに準備しています!
【お伺い】▲▲案件のご相談 ・・・①件名
<本文>
●●株式会社
○○様
△△株式会社の××と申します。
標題の件、大変不躾ながら
1点ご相談がございます。 ・・・②メールの入り方
▲▲案件につき、御社にてXX部分の業務を実施頂く事は
可能でしょうか?
背景といたしましては、
・・・・・・・・。 ・・・③依頼したい中身・理由をシンプルに記載
費用負担面につきましては、別途ご相談させて頂けたらと思いますが、
まずは上記業務を実施頂く事が可能か、ご検討を頂けますと幸甚です。 ・・・④懸念点記載
その他ご不明点ご懸念等ございましたら、
何なりとお申し付けください。
以上、急なご連絡ご相談となり
大変申し訳ございませんが、
ご検討ご返信頂けますと幸いでございます。 ・・・⑤メールの締め
************************************************************
△△株式会社 □□部
××
TEL:090-XXXX-XXXX
************************************************************ ・・・⑥署名を忘れずに
①件名
件名は、いきなり”依頼”という単語は使わずに『【お伺い】▲▲案件のご相談』のように、相談・お伺いであることを表現しましょう。
最初から”依頼”と書くと、相手も身構えてしまいますし、「まずは依頼できるかどうか相談しろよ」と思う方も少なくないので、相談であることを強調するのがベターです。
一方、「ご相談」だけだと何の相談かわからないので、案件名も記載するよう心がけましょう。
②メールの入り方
○○様
△△株式会社の××と申します。
標題の件、大変不躾ながら
1点ご相談がございます。 ・・・②メールの入り方
上の例文で書いたように、相手のお名前、自分の紹介を入れたら、「不躾ながら・・・」や「お忙しい中恐縮ですが・・・」など相手を気遣う文章を挟んで、「1点ご相談があります」と入っていくと心象が良いです。
この時、相談案件(=依頼案件)が複数ある場合は、1点ではなく2点、3点と件数を最初に書いておくと相手の理解が深まります。
入り方の例を以下に列挙します。
●お忙しい中申し訳ございませんが、1点ご相談がございます。
●ご多用の折、誠に申し訳ありませんが、2点ご相談させて頂きたい案件がございます。
③依頼したい中身・理由をシンプルに記載
可能でしょうか?
背景といたしましては、
・・・・・・・・。 ・・・③依頼したい中身・理由をシンプルに記載
この段落では、依頼したい中身をなるべく簡潔に書きましょう。
お願いしたいこと→その理由・背景 という順で書くと、わかりやすいです。
ここでのポイントはとにかく、相手にわかりやすいように書くことです。書き終わったら送信前に相手の立場に立って読み返す、あるいは可能なら誰かに見てもらうのもいいでしょう。
④懸念点記載
まずは上記業務を実施頂く事が可能か、ご検討を頂けますと幸甚です。 ・・・④懸念点記載
何も考えず頼んでいる・相談していると思われないよう、懸念点も書いておきましょう。
ただし、依頼が通るかわからない段階で、あれもこれもと懸念点を洗い出し検討するのは大変ですし、依頼が断られたら結果的に時間のムダになってしまうことがあります。
なので、最初の段階では上の例文のように「別途相談」などとしておくと、事前検討も不要ですし、相手にもこちらがしっかり考えて依頼・相談してきていることが伝わります。
なおビジネスでの主な懸念点は、費用・工数・日程、などになってくることが多いと思います。
⑤メールの締め
何なりとお申し付けください。
以上、急なご連絡ご相談となり
大変申し訳ございませんが、
ご検討ご返信頂けますと幸いでございます。 ・・・⑤メールの締め
メールの締めは、「不明点があればお伝えください」などの相手への配慮と、「急な連絡で申し訳ありません」などの謝罪の意、の2点を表現してください。
相手に疑問・質問などをしてもらう余地を残すことと、冒頭に続き改めて謝罪することで、相手の心象を良くし依頼のハードルを下げることができます。
⑥署名を忘れずに
△△株式会社 □□部
××
TEL:090-XXXX-XXXX
************************************************************ ・・・⑥署名を忘れずに
最後に、自分の署名を忘れないようにしましょう。
相手がメールを打つよりも電話していろいろ聞きたい!と思ったときなどに、署名に部署名と電話番号があると便利ですので、必ず依頼主であるあなたの連絡先を記入するようにしてください。
Outlookメールでの署名の設定の方法は、以下記事で解説しています。
こんにちは、なかみなとです。仕事でのメールの書き方で困っていませんか?プライベートでのメールと違い、書き出しや締め方、宛名の書き方、件名の入力など、いろいろ気を遣うポイントが多くありますよね。メールはビジネスにおい[…]
その他
社内の同僚など、相手との心理的距離が近い場合はもっとくだけた文章でももちろんOKです。
入り方は「すみません、○○案件につきお力を貸してください。実は・・・」という程度でも問題ないでしょう。
ただしその場合でも、依頼したい内容・懸念事項(費用・工数・日程etc)は必ず記載してください。その方が信頼関係の維持向上にもなりますし、全体として依頼がスムーズになって効率化にもつながります。
ま と め
仕事の依頼メールの書き方・考え方についてお伝えしました。
いかがでしたか?相手への丁寧な依頼ができると、さまざまなビジネスシーンで役立ちますのでぜひご活用ください!
最後に、コピペ用の例文メールも載せておきます。
【お伺い】▲▲案件のご相談
<本文>
●●株式会社
○○様
△△株式会社の××と申します。
標題の件、大変不躾ながら
1点ご相談がございます。
▲▲案件につき、御社にてXX部分の業務を実施頂く事は
可能でしょうか?
背景といたしましては、
・・・・・・・・。
費用負担面につきましては、別途ご相談させて頂けたらと思いますが、
まずは上記業務を実施頂く事が可能か、ご検討を頂けますと幸甚です。
その他ご不明点ご懸念等ございましたら、
何なりとお申し付けください。
以上、急なご連絡ご相談となり
大変申し訳ございませんが、
ご検討ご返信頂けますと幸いでございます。
************************************************************
△△株式会社 □□部
××
TEL:090-XXXX-XXXX
************************************************************
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!